【元町中華街エリア/山手本通り】山手イタリア山庭園(JR石川町駅最寄り、山手本通り傍)

元町・中華街(山下公園)駅

沿革

  • 明治13(1880)年:イタリア領事館が置かれる(~明治19(1886)年)
  • 平成3(1991)年:のちの「イタリア山庭園」の施設整備開始
  • 平成5(1993)年:ブラフ18番館が現在地に移築される
  • 平成9(1997)年:外交官の家が現在地に移築される
  • 平成10(1998)年:山手イタリア山庭園開園(6月25日)

山手イタリア山庭園(以下、「イタリア山庭園」)は、戦後昭和に開園した「港の見える丘公園」や「元町百段公園」などと並び、山手地区の中では後発にあたる公共空間の一つです。

庭園名は、明治前期の同地にイタリア領事館が置かれていたことに由来します。

戦後国有地となっていた現在地を横浜市が取得すると(※)、まずは2館の西洋館の移築・公開が先行し、追って土地が持つ由緒や、横浜山手の歴史的風土を含めた上での1998年の庭園開園となりました(※2)。

現在、庭園の開園時間は通年で9:30~17:00です。

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参考資料

庭園基本情報

庭園内マップ

庭園内は、

  • ブラフ18番館エリア
  • メタセコイア並木道エリア
  • イタリア式庭園エリア
  • 外交官の家エリア

に、大きく四分されています。

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Info(公式案内図)

庭園内西洋館/施設

  • ブラフ18番館

公式サイト
開館時間:9:30~17:00
休館日:第2水曜日(休日の場合は翌日)/ 年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料

  • 外交官の家

公式サイト
開館時間:9:30~17:00
休館日:第4水曜日(休日の場合は翌日)/ 年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:無料

  • ブラフガーデンカフェ(喫茶・軽食)

公式サイト
open:10:00 ~ 16:30 (16:15 LO)
定休日:第4水曜日 (水曜日が祝日の場合、翌木曜日)
席数:店内18、ガーデン20(ガーデン席はペット同伴可)

庭園へのアクセス

最寄り駅は、JR根岸線の石川町駅(南口)です。

徒歩であれば、石川町駅前付近から伸びた大丸谷坂を上り、ブラフ18番館横から庭園内に入るか、

さらに進んで階段を上り、山手本通り側に作られた(外交官の家前の)入り口に進むルートが最短です。

山手本通りからの街歩きの場合、通りを少し入ったところに位置していますが、神奈中バス11系統「イタリア山庭園前」バス停からだと徒歩約二分程度です。

この他、JR石川町駅経由の場合には多少回り道になりますが、地蔵坂経由でのルートも用意されています。

参考

イタリア山庭園・ブラフ18番館サイド

大丸谷坂から、庭園内へ

坂道沿いに用意された階段を上って、

庭園内へ。

階段を上り切って庭園内に入ると、すぐ横に位置するのがブラフ18番館です。

付近からの展望は抜群で、マリンタワーやベイブリッジも視界に入ります。

ブラフ18番館

ブラフ18番館は、イタリア山庭園内・JR石川町駅側に建てられています。

カトリック山手教会の司祭館として、平成3(1991)年まで、同じ山手本通り沿いのカトリック山手教会そばにて使用されていた西洋館です。

「外交官の家」に先行し、平成5(1993)年に現在地に移築されました。

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  • 【元町中華街エリア/山手本通り】ブラフ18番館(イタリア山庭園内)

Info

ブラフ18番館前、イチョウの木

ブラフ18番館前には、毎年紅葉シーズンの人気スポット、庭園名物のイチョウの木が植えられています。

メタセコイア並木

メタセコイアの並木道は、ブラフ18番館と外交官の家の間に通されています。

庭園内には特にこれといった「順路」はありませんが、どちらかというと帰りにこの並木道を歩いてイタリア山庭園を後にする人が多いようです。

「並木道」は毎年、季節の移り変わりを鮮やかに教えてくれる道でもあります。

緑が眩しい新緑の季節を経て、木陰のありがたみを感じる夏へ。

強い日差しが弱まった頃、紅葉が鮮やかになり始めると秋の終わりを感じ、色づいた葉が落ち始めると冬本番を迎えます。

やがて「落ち葉の跡」が姿を消すと、「次なる華やかな季節」への水面下での準備が本格化します。

イタリア式庭園

イタリア式庭園は「幾何学式庭園」(ないしは露壇式庭園)とも呼ばれますが、「長方形の敷地左右対称の花壇(本来は、高低差のある複数の露壇=テラス)を持ち、周辺風景をパノラマ式に楽しむことが出来る、花壇内には噴水などの人工物(高低差のあるテラス間を流れるカスケード※ の形など)が設置されている」という特徴を持ちます。

庭園の個性は後期ルネサンス期(16世紀)頃にルーツを持ち、今もイタリア各地に残されていますが、「高低差が前提となる花壇」という個性は、時のイタリア貴族の別荘などが多く丘陵地にあったことに由来しているとされます。

同じ西洋庭園かつ「幾何学式庭園」でも、高低差の有無において「平面幾何学庭園」のフランス式との間には明確な相違がありますが、イタリア式は高低差も魅力のうちとなる庭園であり、平坦かつ広大な地を彩る「フランス式」(代表例としては、ルイ14世時代に最盛期を迎えたフランス絶対王政の象徴でもある、ヴェルサイユ宮殿の庭園など)とは好対照をなす形ですね。

「山手イタリア山庭園」のイタリア式庭園エリアは、外交官の家の裏手にあたり、同じイタリア山庭園内でも高低差が異なる「ブラフ18番館」エリアにも隣接しています。噴水は庭園内のブラフガーデンカフェ側に、左右対称花壇は外交官の家側に、それぞれ作られていますが、

「イタリア式庭園」エリアからは、雲一つないというような晴天日には、遠くに富士山が望めます。

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参考資料

  • 小野健吉「庭園と観光」(晃洋書房、2022.3.30)

イタリア山庭園・外交官の家サイド

イタリア山庭園・外交官の家側の入り口は、山手本通りから少し入ったところに位置しています。

写真左側の門を入ってすぐのところにあるのが外交官の家で、

右側にある門はブラフ18番館前へとつながる、メタセコイアの並木道の入口です。

外交官の家前

外交官の家前の空間には、小さな庭園が用意されています。

初夏や秋など、バラの季節にはバラが楽しめることでもお馴染みの庭園で、

石畳の小径も用意されています。

庭園も花壇も、外交官の家のすぐ前まで続いています。

外交官の家/ブラフガーデンカフェ

ブラフ18番館と並んで庭園名物となっている西洋館・外交官の家は、庭園内の山手本通り・地蔵坂側にあります。

「山手イタリア山庭園」開園の前年にあたる1997(平成9)年、都内(渋谷区南平台)にあってあとは老朽化のための解体を待つばかりとなっていた内田定槌(外交官)邸が現在地に移築され、「外交官の家」となりました。

「移築」は、横浜市が遺族からの寄贈を受ける形で実現し、現在は山手西洋館唯一の国の重要文化財となっています。

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  • 【元町中華街エリア/山手本通り】外交官の家、ブラフガーデンカフェ(イタリア山庭園内)

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