沿革・ロケーション

- 明治3(1870)年:妙香寺の敷地の一部に、パブリックガーデン(のちの山手公園)開園
- 明治11(1878)年:日本初の本格的テニスコートが完成、クラブが創設される
- 昭和4(1929)年:公園名が「山手公園」となり、一般開放される
- 昭和61(1986)年:旧山手68番館が山手公園内に移築される
- 平成10(1998)年:横浜山手テニス発祥記念館オープン
- 平成16(2004)年:国の名勝に指定される
- 平成21(2009)年:近代化産業遺産に認定される
パブリック・ガーデンと「テニスの発祥」
山手公園は日本初の洋式公園です。
妙香寺の敷地内に作られ、居留民たちに「パブリックガーデン」と呼ばれた居留民専用公園をルーツとしていますが、昭和4(1929)年の一般開放とともに「山手公園」となりました(後述)。
パブリックガーデン(のちの山手公園)はまた、国内テニスの発祥地としても知られています。
契機は、開園8年後の明治11(1878)年、私設団体「レディース・ローンテニス・アンド・クロッケー・クラブ」(※)に借地権者が移ったことにあります。
ざっくりいうと、この時「一部居留民による土地(パブリックガーデン)の専有色」が強まることとなりました。
その機会に公園にテニスクラブが創設され、同時にテニスのクラブハウスや本格的なテニスコートも作られたという一連の動きがあったこと、すなわち「日本で初めて組織的なクラブが誕生し、本格的なテニスコートが作られた」ことから、山手公園は日本のテニス発祥の地にあたると解されています。
このことを記念し、平成10(1998)年には山手公園内に「横浜山手テニス発祥記念館」がオープンしました。
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Guide
- 【元町中華街エリア/山手本通り】横浜山手テニス発祥記念館(山手本通り傍、山手公園内)
- 【みなとみらい線沿線さんぽ】近代横浜の始まり -開港地での共存-
Info
参考資料
- 文化遺産オンライン “山手公園“
- 文化庁 “国指定文化財等データベース・山手公園“
- 近代化産業遺産の認定(近代化産業遺産群・続33(ストーリー19、P66~68)
- 横浜インターナショナルテニスコミュニティ公式サイト “YITC140年の歩み“
パブリックガーデンから「山手公園」へ
「パブリックガーデン」から現在の「山手公園」への変遷では、大正12(1923)年に発生した関東大震災が契機となります。
地震発生から6年後の昭和4(1929)年、パブリックガーデンが「山手公園」として一般開放されたことは震災復興の一環であり、土地の権利が横浜市に帰属することによって可能となりました。
「テニス」の活動もまた、この時以降、土地の所有・管理権を持つ横浜市が軸となる形のものに変化しています。
公園へのアクセス
最寄り駅はみなとみらい線元町・中華街駅(アメリカ山公園口 ※)もしくはJR根岸線石川町駅(元町口のイタリア山庭園方面 ※2)で、バスの場合は神奈中バス11系統「山手町」バス停と横浜市営バス105系統ほかの「麦田町」バス停(※3)が最寄りとなります。
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Guide
- 【みなとみらい線全駅情報】 元町・中華街(山下公園)駅 -構内・出口・乗換案内-(※)
- 【MM線の沿線駅/JR根岸線】石川町駅 -構内・ロケーション・交通案内-(※2)
- 【みなとみらい線沿線の移動手段】沿線を走る路線バス編1(主要スポットへの経路)(※3)
公園内施設

山手68番館
- 開館時間:9:00~19:00(5/16~8/15)、9:00~17:00(それ以外)
- 休館日:毎月第3月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
- 施設使用料:更衣室は無料(更衣室)、シャワーは1回5分100円
現在、山手公園内には、公園の管理事務所(兼・テニスコート利用者の休憩スペースやシャワー利用など)として使われている西洋館、旧山手68番館があります。
昭和9(1934)年に建てられた外国人向けの貸家が、昭和61(1986)年に山手公園に移築されました。
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- 【元町中華街エリア/山手本通り】旧山手68番館(山手公園内)
Info
横浜山手テニス発祥記念館
- 開館時間:9:30~17:00
- 休館日:毎月第3月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
- 入館料:無料
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- 【元町中華街エリア/山手本通り】横浜山手テニス発祥記念館(山手本通り傍、山手公園内)
Info
テニスコート
- 利用時間:9:00~19:00(5/16~8/15)、 9:00~17:00(それ以外)
- 休場日:毎月第3月曜日の終日、毎月第1・第5月曜日の9:00~13:00(休日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3)
- 利用料金:1面2時間2200円
- 予約:横浜市市民利用施設予約システム(公式サイト)利用が必要です。
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Info
山手公園内散策
「国内テニス発祥地」とテニス発祥記念館

山手本通りから下った場合、あるいは公園坂から上った場合の、山手公園入り口付近です(公園北部)。

傍には「テニス発祥地」碑の他、

テニスコート入口も用意されていますが、

まっすぐ進むと右側が横浜山手テニス発祥記念館、突き当り左側が旧山手68番館です。
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- 【元町中華街エリア/山手本通り】カトリック山手教会(山手本通り沿い、山手公園傍)
- 【元町中華街エリア/山手本通り】公園坂(箕輪坂から山手公園方面へ)
- 【元町中華街エリア/山手本通り】横浜山手テニス発祥記念館(山手本通り傍、山手公園内)
- 【元町中華街エリア/山手本通り】旧山手68番館(山手公園内)
テニスコートと緑、日本初の洋式公園

テニス発祥記念館の先では道の両側がテニスコートとなりますが、初夏を過ぎると紅葉の季節まで、そのことが分かりづらいレベルで緑が生い茂ります。

山手公園というよりは「山の中公園」という感じで、季節によっては開港以前、あるいは居留地時代の横浜山手を思わせるような雰囲気に満ちています。

公園入り口から伸びた道の突き当りにあるのは、

「日本最初の洋式公園」開園120周年を記念した石碑です。
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- 【みなとみらい線沿線さんぽ】近代横浜の始まり -開港地での共存-
- 【元町中華街エリア/山手本通り】元町公園内から山手本通りへ(元町公園プール、弓道場、貝殻坂、額坂)
旧山手68番館

石碑のすぐ左手、緑や木漏れ日の向こうに見えているのは、

現在は公園管理事務所兼テニスコート付属の休憩施設として使われている、旧山手68番館です。

向かいにあたる位置は芝生広場になっていますが、ここには国指定名勝となったことを記念する石碑などが置かれています。
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- 【元町中華街エリア/山手本通り】旧山手68番館(山手公園内)
芝生の広場と山手公園

「ただテニスコートがあるだけで終わり」ではないのも山手公園の魅力の一つです。

おしゃれなガゼボ(西洋風東屋)やベンチが用意されたスペースは「テニスをしない人にとっての山手公園」エリアであると同時に、その一部は地域ネコちゃんたちの集会場ともなっています。

どこかかつてのルーツ(居留地時代の居留民専用「パブリック・ガーデン」)を思わせる、プライベート感が強いことが魅力といえば魅力となるスペースですね。

芝生エリアのすぐ隣では丘の斜面部分が山手公園の一部となっていますが、本牧通りや桜道側から山手公園に入る場合、このエリアから公園中心部に向かいます。
横浜市営バスの105系統ほか「麦田町」バス停が、このエリアの最寄りバス停です。
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- 【元町中華街エリア/山手本通り】桜道(本牧通りから山手本通りへ)
- 【みなとみらい線沿線の移動手段】沿線を走る路線バス編1(主要スポットへの経路)

