山下公園から/山下橋から
ふ頭の内部 -これまで、現在、これから-
山下ふ頭は、横浜港の貿易機能拡張のために作られた、横浜港の歴史の中では比較的新しいふ頭です。
1953(昭和28)年着工、1963(昭和38)年竣工で(※)、2026年現在も本来の機能を有しています。
元々の役割・位置付けの基本は倉庫街・物流の一大拠点であり、実際に港湾・交易関係会社の業務に利用されて来た地であるため(これまで市がその目的のために貸し出して来ました)、今も一般に開放されていない場所がほぼ立ち入りNGとなっているんですね。
とはいえ、現在新たに南本牧の北部海上(上地図赤い点線のエリア=本牧ふ頭・D突堤の東部海上)に「新本牧ふ頭」が増築されるプランが進行中であることから、地域一帯(山下ふ頭のほか、新山下、本牧ふ頭)がまるごと再開発の途上にあって、近い将来大規模なリニューアル対象地域となることがすでに確定しています(※2)。
ひところはカジノを含むIR(Integrated Resort=統合型リゾート)誘致が話題になり、というよりは物議を醸し、最終的に2021年8月の市長選を挟んで撤回されたのもまだ記憶に新しいところですが、現在は改めて「新たな再開発計画」の大枠(コンセプト)がまとまった状態にあります(※3)。
すでにベイサイドブルーは常時山下ふ頭に乗り入れていますが、「立ち入りOKエリア」は今後さらに増加し、将来的には(現在の新港ふ頭のような)観光に特化したエリアになることも予想されています。

もっとも、目下のところそれはまだまだ再開発のゴールに位置付けられた理想像に過ぎないため、ふ頭に入って割とすぐのところから「港湾関係者以外立ち入り禁止」エリアがはじまります。

参考までに、現在すでに山下ふ頭の中で一般にも開放されている場所としては、イベント開催スペース、およびスペースまでの動線の他は、
例えば「波止場食堂」が挙げられます。
◾️関連リンク
Info・参考資料
- 横浜市公式サイト “山下ふ頭“(※)
- 国土交通省公式サイト “横浜港港湾計画の変更“(※2)
- 横浜市公式サイト “新本牧ふ頭“、”開発基本情報(山下ふ頭)“、”新山下の街づくり“(※2)
- 横浜市公式サイト “山下ふ頭再開発トップページ“、”山下ふ頭再開発 事業計画案“(※3)
- 横浜市交通局公式サイト “ベイサイドブルー“
- 波止場食堂公式サイト
山下公園側入り口

山下公園の東側・石のステージ付近には、山下ふ頭に入るための門が作られていますが、イベント開催時などにはここが通行可能となります。
かつては一般に閉ざされていた空間が、現在は条件付き(イベント開催時限定)で、山下公園側からも繋がった「街歩き」コースの一部となりました。
◾️関連リンク
Guide
- 【元町中華街エリア】山下公園(大さん橋、横浜中華街傍)
Info
- 横浜市公式サイト “山下公園“
山下橋側入口

既述のように、目下のところはイベント開催時など期間限定ということになりますが、山下ふ頭には山下公園内から入ることが出来る他、山下橋の傍から入ることも出来ます。
◾️関連リンク
Guide
- 【元町中華街エリア/堀川に架かる橋】山下橋(山下公園傍、山下ふ頭・新山下エリア間)
山下ふ頭バス停/バス待合所

山下橋側から山下公園方向に進む場合、ふ頭の案内図が置かれた付近を左方向へ。

突き当り付近まで進むと、山下ふ頭のバス停が右手に、

バス待合所が左手に出てきます。
山下公園側から入った場合、「待合所」は門を入ってすぐ右手のところに位置していますが、

内部は「いかにも観光施設」という雰囲気が漂う、

新しくて小ぎれいなスペースがそのまま開放されています。
今のところどこか突貫工事で作られたことを思わせる空間となっていますが、観光路線バス・ベイサイドブルーの拠点として作られている時点で、「今後」があることが予感される施設でもあります。
ふ頭内部へ(開放スペース)

バス停の真横辺りすぐのところには氷川丸が浮かんでいるのが見えますが、

マリンタワーからも程近いところにある、山下公園側に作られた門から入ると、

まっすぐ解放された、細長いスペースが広がっています。

ベイブリッジが架かる首都高湾岸線と並行に伸びている形で、「お馴染みの風景」がちょっと新鮮に見えたりもしますが、

かつてのように年季の入ったイカツイ倉庫等がこの一帯に並んでいれば、それだけでまんま昭和の横浜にタイムスリップできそうな雰囲気も感じます。今は丁度、「かつて」と「未来」の過渡期にある状態ですね。

岸壁の先端部分、むき出しのコンクリートにボラードが打ち込んである感じにも風情を感じますが、

「山下公園まで」と「山下公園から」の雰囲気がやや違っていることもポイントです。

手前では、横浜税関や神奈川県庁本庁舎も視界に入りますが、

大さん橋や、その向こうにみなとみらいの高層ビル群を望むことも出来ます。

将来的にはともかく、今のところのふ頭内には空き地となっている部分も多く、その向こうにはベイブリッジが見えています。
◾️関連リンク
Guide
- 【日本大通り/象の鼻】大さん橋国際客船ターミナル(日本大通り、象の鼻パーク傍)
- 【日本大通り/象の鼻】神奈川県庁本庁舎(日本大通り駅最寄り、象の鼻エリア傍)
- 【日本大通り/象の鼻】横浜税関・クイーンの広場(横浜税関資料展示室=旧神奈川運上所)
